お笑い愛犬物語/2  のなか悟空



2010年


3161.お笑い愛犬物語/41 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:2月3日(水) 10時52分

■タイの犬は米に見向きもしないぜ
 ウチの犬たちはハングリーで、イヤしいので経済的である。
刺身のツマまで食べることにヒントを得た私は、試しに畑で作っているダイコンや白菜を味付けして圧力釜で煮たものをあげたら、喜んで食べたのである。これには驚き、ドッグフードと混ぜて毎日のエサにしてあげている。

 ただし味付けは薄めに。濃くなれば人間同様、成人病になってしまう。またエサのやりすぎにも注意している。これも人間同様、肥満になってしまうからだ。なんてたって畑に自生同然に生えてる野菜だもの。経費は殆どかかっていないから経済的だ。

 さて、ところ変わってタイ−−−。
私のよく行く東南アジアの国々にある屋台の周りには、必ずといっていいほど犬がウロついている。彼らは客の吐き出す唐揚げの骨などを常時漁っているのである。それはタイ、中国、カンボジア、フィリピン等々、いずれの国々でもよく目にすることができる。

 さて、ここはタイのチャンマイでの話−−−−。
チェンマイからバスに乗ってメーサイに行こうかと、バス発着場でバスを待っていた時のこと。

 どケチなオイラは弁当用にと思って、昨夕、市場で買って来た夕食のもち米の残りを捨てられずにリュックに持って歩いていた。だが、そのバス待ちの時間になると、そのモチ米が硬くなってしまい食べるにはとっくに賞味期限を過ぎてしまった感じになってしまっていた。
(どうすんべ・・・勿体ないしなぁ。こんな時、我が家の犬たちが居れば、一も二もなく食べてくれるんだが・・・)

 そう思った矢先、バス乗り場に常駐している?ノラ犬クンが現れた。(しめた!こいつにあげよう!)
そう思って恩着せがましく、ことさに大事そうにノラくんの口元に、モチ米のちょっと硬くなったものを投げて与えた・・・。

 あれっ???
ノラくん、そのモチ米の臭いをちょこっと臭いを嗅いだだけで、とっととあちゃらの方へ行っちまった。
 あらまっ??
タイの犬たちはいつも屋台のテーブルの下で骨や残り肉を常食としているだけあって、オイラのあげた硬くなってしまったモチ米なんて食べてくれないのね・・・涙。ウチの犬たちなら先を争って食べるだろうに・・・タイの犬って贅沢なのね・・・。

 だいたいオイラのこれまでの海外旅行の経験に鑑みるに、・・・肥満児の多い国、リッチな国、食糧事情の豊かな国、地方、家庭、は飼い犬も肥えている。逆にビンボーな国、地方、家庭、に飼われている犬たちは、飼い主の経済事情を顕著に反映していて、痩せていて、且つハングリーである。

 コレまでいちばん痩せていてハングリーだった犬は、アマゾンのペールー領、セニョール・ロヘさんちの飼い犬だった。まるで張子のトラのように骨と皮だけで、ヒョココョコ歩いていた。風が吹けば風下に流されてしまうほど、ペラペラの犬だったっけなぁ。

 もう1匹はフィリピンのスクワッターに飼われていた犬。
貧相に痩せて、多く居る子供たちの大便が主食。そこいらを歩いているメンドリにも鼻先をつつかれて退散するほどの悲しい犬だった。まだあの犬は生きているのだろうか?それとも貧しい大家族の食料にされてしまったのだろうか?



3213.お笑い愛犬物語/42 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:3月4日(木) 21時29分
■頻尿と頻糞
30分の散歩でマック親父は27回の頻尿!!と3回の脱糞。チョースケは1回の尿と0回の糞。

 嫁が連れて来た(嫁いわく甲斐犬=信用でけへん)我が家のマック親父は、あまりに散歩中に片足を上げて頻繁に放尿をするため、その回数をカウントしてみた。時間はだいたい1回の散歩の時間の30分−−−。
 やれあげ、それあげで、最後の方には1滴したたるかどうかの片足上げ。ナント!!37回デシタ。その間、尻を丸めて脱糞する回数は3回!まったくこのバカ犬は、食べることと放出することしか考えていない、口と肛門と陰茎の犬でありマシタ。

 片や、わが名犬、立派な血統書付きのシェパードのチョースケ君の放尿はたったの1回、脱糞は0回デシタ。ま、それはそうかも知れんわ。警察犬があっちで片足を上げ、こっちで片足上げしていては、犯人を追うことはできんし、第一カッコ悪いワナ。




3323.お笑い愛犬物語/43 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:5月16日(日) 21時19分

■陰を潜めたマック親父の欲情
 ヒトもイヌも老化は容赦なく平等に訪れ、且つその加速もまた容赦ない。マックは半年ほど前から白内障を患い、また耳もちょっと遠くなったようだ。

 さて、我が家の犬たちにも一様に春が訪れ、例年ならスケベ犬のマック親父が、同性だというのに夜な夜なチョースケを呼ぶ甘い鼻声を鳴らしてはいたのだが、今春はマックの情欲もよる年波には勝てないのか、声を聞くことは無くなってしまったようだ。

 とはいえ、数日前には尻を向けたチョースケにのしかかっていたから、まるっきり性欲が失せてしまったわけでは無いようである。とは、自分に照らし合わせても理解できる。笑。
 

■女形はイヤっだってば〜わぉ〜ん!!
 いつもなら女形のチョースケが自発的にマック親父に尻を向けると、オートマチックでマック親父が乗っかる、という図式なのだが、本日は逆転現象を発見!

 チョースケも最早3歳半、人間で言えばバリパリの青年である。今日はいつもの女形に嫌気が差したのか、油断をしてよそ見をしていたマック親父の後ろから乗っかった−−−となればマック親父への性的下克上、性的反逆である。予想外の出来事に驚いたマック親父は、イヤイヤをするかのように腰を振って、チョースケの下から逃れようとした。

 が、ここでチョースケが怒った。
「マック親父よぅ、いつも俺だけが女形は嫌だよぅ。たまには逆になってくれよぅ!ガルルルルル!」とマック親父の後ろ首に牙を立てた。これにゃマック親父は堪らず遁走。とっとと自分の小屋まで逃げ帰ってしまった。

 人間的な常識から言えば、お互い様が一番公平で平等となるのだが、主役は犬たち。本能の赴くままに行動しているから人間の理屈は通じない。いつもはマック親父を立てていたチョースケではあったが、今日は立場が逆転。今後は女形・男形が逆転してしまうのだろうか??





3324.お笑い愛犬物語/44 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:5月17日(月) 12時59分


■チョースケの催促方法とは?
 お馬鹿なマック親父が空腹の時は、やたらと『エサくれぇ〜!』と吠えまくる。ほ〜んとっにバカ!と悪態をつきたくなるほどの馬鹿犬。

 そこへきて秀才のチョースケは『腹減ったからエサちょーだい』と吠えて催促することなど有り得ない。流石は先祖代代警察犬だというプライドがそうさせるのか?

 さらに、だ。
日に一度の夕食をあげると、もっと食べたい時にする催促行動がある。なんと!食べ終わった食器を咥えて持ってくる。そしてそれを硬いコンクリートの床に『カランカラーン!』と落とすのである。
 この行為は単なる偶然で遊びかな?と思っていたが、その食器を持ってくるのが玄関ではなく、我々が夕食を食べている上がり框(かまち)にの真下に持ってきて落とすのである。それが何度も続くうちに、(そうか・・・もっと食べたいのか。。。)と悟ったわけだ。

やっぱチョースケはエライわぁ。
チョースケの賢さが際立つだけに、甲斐犬(だと言われている)のマックのお馬鹿さも逆に際立っているのだ。





3325.お笑い愛犬物語/45 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:5月17日(月) 16時3分

■オヤジの加齢臭とは?
 ニンゲンの親父どのにも加齢臭があると言われてはいるが、先日テレビで見た年齢別に臭いを採取し、オヤジの加齢臭について検証した番組を見たが、実験結果によると『オヤジの加齢臭は無い』という結論に達していた。

 そうか、気のせいか・・・とオヤジ真っ只中の私は安心したのだが、思うに加齢臭とは「オヤジのタバコの呼気臭」と、「歯周病の呼気臭」と、「香水を付けないナチュラル無臭」の3本が結束したものではないかと自分では結論付けた。


■マック親父の加齢臭
 さて、ここではマック親父の加齢臭についてだが、実はマック親父に加齢臭は「ある」のだ。ウチでは飼い犬を洗うということはまず無い。ほ〜んとに暇ですることが無くて、暑くてたまらない時は気まぐれに洗ったりもすることが年に1度あるかないか程度の頻度である。ブラッシングだって全くしない。

 そういった根拠は、まず野生動物なら洗うということはしないし、ブラッシングだってしないということに基づいているし、ウチで昔から代々飼っていた犬たちだって、洗うこともブラッシングもしなかったが、そこそこ健康で長生きしていたという実績があるからだ。ま、飼い主が不精だ、ということがあるけれども。

 ところで若いチョウスケは臭わない。
ところがマック親父は傍に来ると臭い。去年まで生きていたカン爺は、ものすごく臭い。3匹を飼っている状況もエサも同じなのだが、どういうわけか高齢の順に臭いというのは、否めない事実。
 だが、経験上、子犬は臭わないし、若い犬も臭わないというのを知っているし、老犬は臭いというのも知っている。原因は・・・??ワカリマセン・・・。

 ニンゲンの場合は経験上言えることだが、赤ん坊や幼児、小学生の息は臭くないが、中・高校生は臭いか知らないが、大人は人によって臭い。特にオジサンたちは臭くてイヤだ(自分もそうだけど)。女性の場合では、あまり呼吸が近くなるほど接した事の無いので(涙)知らないので検証の対象外である。

 というワケで、どうして老犬が臭いのか??について確たる事は言えないが、若い犬の場合は新陳代謝が激しく垢も運動で剥がれてしまうが、老犬の場合は寝転んでいることが多いため、垢が皮膚に沈着して臭うのではないかと、いま考え付いた次第。





3335.お笑い愛犬物語/46 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:5月21日(金) 9時33分

■マック親父、最後の炎か?
 春たけなわの宵、老犬街道まっしぐらのマック親父の老いた肉体の中にも、まだ燃え上がる子孫繁栄の本能がくすぶるのか、深夜チョースケにオカマ遊びをしようと鼻声で呼びぶマック親父の声がする。

 マック親父、『もういいじゃないか・・・』と、あたかも己の肉体にも潜む子孫繁栄の残り火をなだめるかのように、ひとりごちる。嗚呼、ヒトも犬も業よのぅ・・・。こういった本能さえポチッと断線してしまえば、老境もさぞ安泰であろうに・・・毎朝家の前を通学する女子高生が自転車をこぐ健康的な大腿部に視線を引き寄せられることもあるまいに・・・笑。


■主人の迎える客には大接待
 チョースケにとって写真の柵より外側のニンゲンは外敵である。それでもその外敵が飼い主と喋っている時は、「準警戒状態」であり、絶対に訪問者に尻尾を振ることはない。

 だが・・・ひとたびこの柵内に飼い主が招きいれた途端、尻尾を打ち振る「警戒警報解除」となる。あたかも『遠路はるばるご苦労様でした』というかのように、尻尾を打ち振るのだ。それでも所詮猛獣、ワシはチョースケの首輪を捕らえて万一の牙攻撃に備えている。


■柵の外は再びガオー!!
 以前の話だ。美貌の若妻2人が、売り物のピアノを試弾のために柵内に入ったことがある。彼女たちを招き入れる時点では、尻尾をちぎれるほど振り続けたチョースケだったが・・・用事を終えて柵外に出て若妻の1人が、『チョースケちゃんバイバーイ!』と手を振った途端!
『ガオー!』
と、柵内から金網に飛びついたのであった。

 所詮は獣、どんなに美貌で垢抜けたファッションをしていて、いい臭いがする香水を付けていたとしても、柵外にいる人間は所詮『準警戒警報』対称であり、その対称がバイバイなんかして直接話しかけたりしてはイケナイのである。



■よほどの知人じゃなきゃあ危険!
 したがって柵内に入れる人間は家族3人だけ。親戚の子らが単独で来た場合はチョット不明。責任はもてないくらい。その他は友人が2人。彼らには家族が留守の時に散歩を頼んだ経緯があるので、覚えているのだ。

 たまに来た事がある程度、一度だけ来た事がある程度、では絶対に危険。だから宅配や郵便配達業者には、『絶対に中に入らないでね!』と
口がすっぱくなるほど注意しているのだ。





3342.お笑い愛犬物語/48 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:5月26日(水) 9時31分

■なーんでも食べるぞ、我が家のエコ犬たち
 以前、マック親父に、梅酒に漬けたウメをあげたら食べたのには驚いたが、その後なにをあげても食べることに改めて驚いたことがある。

★私は嫌いなので食べ残した「しし唐」をマック親父にあげたら食べちまったのでオドロキ!
★刺身のつま⇒ダイコンの薄切りやパセリだって食べるよ。
★流しの排水溝に残った残飯などは畑の肥やしにしているだが、だいたいカラスや小鳥たちが食べているようだが、ためしにマック親父に見せたら・・・ガツガツガツ・・・食べちまったぜ!
★畑の肥料用にと米屋で買ってきた米ぬかがある。子供の頃飼っていたニワトリたちは好んで食べた。今では庭で飼っている魚のエソにすることもある。そばでマック親父がもの欲しそうに食べているので、試しに食器に入れてみた−−−がつがつがつ・・・食べちまったのでアル。ありゃまーっ!それなら・・・とチョースケにもあげてみたが、チョースケも食べる。試しに自分で口に入れてみたら・・・まぁまぁイケル。食べられないことは無い。でもさ、犬やニンゲンはこのパフパフした米ぬかはチョット食べにくくはあるワナ。





3343.お笑い愛犬物語/49 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:5月26日(水) 9時47分

■玄関の味噌汁と買って来た食材
 ずーっと以前の話だが、台所の残り食材を犬たち上げようと思い、玄関に置いたまま別の用事を済まして玄関に戻って見たら・・・チョースケがガツガツとそれを食べていた。それを見てとっさに怒ったことがあるのだが、以来、玄関にエサを置いたままでもチョースケには『ダメだよ!』と食器を指して言ってさえおけば・・・絶対に口を突っ込むことは無い。

 また、夕方には妻が食材をたんまりと買ってきてはまず玄関にとりあえず置いて、くるまに別の荷物を取りに戻ったりすることがあったとしても・・・ぜーったいにチョースケは口を突っ込んで食べたりする恐れは無い。

 そういう意味では、ほ〜んとにエラくて賢い犬である。さすが!じゃが・・・これがマック親父になると、100パーセントの確率で胃袋にブチ込むこと請け合い。どーしょーもないバカ犬なのである。
 これもひとえに、妻が実家から連れて来たマック親父が甘やかされて育ち、教鞭のひとつも受けることが無かったからに他ならない。いっけん酷なようではあるが、躾には涙を飲んで叩くことも必要なのである。






3382.お笑い愛犬物語/50 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:6月9日(水) 10時4分

■メス犬を見かけて脱兎の如く・・・!
 うちではいつも2匹を1本のロープで繋いで散歩している(写真)。というのもだ〜れも居ないど田舎の土手沿いで、2匹を1本のロープで繋いでいれば、走って行っても老犬のマック親父の息が上がってしまうので、遠くまで走れないのでブレーキ役になる。それにロープがどこかに引っかかって、遠くに行けなくなってしまう。なかなかいいアイデアなのである。それでも万万が一のことを考えてチョースケの口には口輪を付けて事故防止をしている。

 ところが今夕−−−まさにこの写真を撮っていた時、チョースケがずっと向こうで初老の婦人がメス犬を散歩しているのを見つけ、脱兎の如く駆け出す。マックもいやいやながら引きずられるように一緒に。2匹のロープはメス犬の飼い主の足をロープでぐるぐるになってしまった。

 このとき、老柴犬のメス犬はガオー!と怒る。
マックは他の板と喧嘩は好まない。チョースケは好戦的。でもロープが絡まって2匹の犬もオバサンも動けない。オバサンが絡まったロープをはずそうとしていた時、遅ればせながらオイラが駆けつけて犬たちをしかり、オバサンに侘びを言った。




■噛み付かれたんですよ!
 そしたら夜になって電話が鳴った。あの時、犬に噛まれたと言うのだ。『あれっ?噛めないような口輪をはめてるんだけどなぁ』とは言ったものの、とにかくお詫びに行ってキズ口を見せてもらう。
『あれっ?蚊が刺したようにちっちゃいですねぇ・・・それに歯と歯の間が狭すぎる。これってシェパードの歯じゃないですよ』。するとオバサン曰く、『噛んだのは大きい方じゃありません。小さい方なんですよ』と。

『え゛っ〜ありえねぇ〜!あの小さい方は老犬で、温厚だけが取り柄の馬鹿犬なんですよ』。オイラはてっきり好戦的なチョースケが口輪をはめたまま、狭くなった口先で噛んだのだとばっかり思い込んでいたのだ。お日様が西から出てくるくらいに意外である。
 
 おばさんが言うには、2匹の犬のロープが足に絡んだので、ロープを引っ張ったらマックが噛んだのだと言う−−−ナルホド、メス犬は主人を守ろうとして威嚇して吠えているし、温厚なマックも神経が立ったのだろう。いずれにせよ、チョースケで無かったことに一安心。チョースケなら例え口輪をしていたとしても、まんいち噛み付いたとしたら大変なことになっていたことだろう。

 とりあえず侘びを言って退散。翌日心ばかりの品物を持って行った。いずれにせよ、よく慣れた飼い犬とはいえ、所詮ケモノ。扱いには重々注意して、ロープを放さないよ心がけることにした。メス犬めがけて疾駆するところは、若い頃の自分を見たようで恥ずかしかったわ。







3385.お笑い愛犬物語/51 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:6月10日(木) 10時20分

■米ぬかは食べるか?
 近所の農協へ米を買ったついでに米ヌカを買う。
1キロが20円。200円じゃないぞ。だから野菜の肥料にするか、飼っている魚のエサにでもするかと思い、3−4袋買って帰った。

 帰ってから魚たちに米ぬかをやっていたら・・・あれっ?チョースケもマック親爺ももの欲しそうに見ている。ならば−−−と試しに食器に一掴みほど入れてやったら・・・食べる。ほぅ?犬は米ぬかを食べるかのかい?そういえば人間だって食べるのだ。むしろ米粒よりは栄養が豊富なのだ。

 じゃ、おまいらにもやるワイ、と犬たちにどんぶり1杯ずつくらいずつ入れてやったら・・・あらあら・・・水気がないからハフハフハフハフと口の周りに粉をくっつけて食べにくそうに食べている。だって噛むわけじゃないから食べにくいには違いない。

 それにしてもハングリーな連中よのぅ・・・マック親父の馬鹿食欲が有名警察犬の血統のチョースケにも伝染しちまったのかい。飼い主はこ〜こんな高貴なのにねぇ・・・笑。





3396.お笑い愛犬物語/52 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:6月16日(水) 9時4分

■『マックのフリ見て、我がフリなおせ』
 マックは疾る!
 闇雲に疾る!
 なにがなんでも疾る!
 ぜぇぜぇと咽を鳴らして疾る!
 晴でも、曇りでも、雨でも、雪でも、疾る!
 マック親父はとにかく、疾るのが「好き」なのだ。

 マックは疲れる
 すぐペースが落ちる
 だが、マック親父の記憶中枢は『疾れ!』と命ずる
 それでマック親父は疾ろうとするが、老体が付いていかない
 ヨダレを垂らし、荒い呼吸をしながら、ペースが落ち
 ヨタヨタと歩き始める

 よぅ、マック親父ぃ 
 おまえさん、人間で言えば70歳は近いんだろう?
 もういきなりダッシュするのを止めて、
 最初っからペース配分を考たらいいんでねぇの?
 と問いかけるが、そこでふと我が身を思う。

 ワシだってドラムを叩く時ゃあ、
 どーっ!と叩いてすぐフラフラになっちまう。
 老犬を哂い、老犬に学ぶ昨今のオイラであった。
 犬の散歩も奥が深いのだょ・・・。 




3442.お笑い愛犬物語/53 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:7月15日(木) 8時37分
■ま、まさかぁ〜!トウモロコシの芯までも!
 朝、トウモロコシを5−6個ゆでて食べた。
生ゴミは肥料になるようにと、庭にある柿の木の下に捨てている。で、トウモロコシの食べた後の芯を捨てに行こうとしていると、チョースケが寄ってきた。
「おい、これは食べんだろう、トウモロコシの芯だぜ」
と言いつつも、試しに1個だけあげてみたら・・・あれれれっ?ガリガリガリっと食べてしまった。

(まさかなぁ・・・肉食獣の犬がトウモコシの芯をかい??)
さらに試しにもう1個。これもガリガリガリってすぐに全部食べちまった。じゃあ、マック親父はどうなのっ?ってカンジでマック親父にもあげてみたら・・・そりゃあ当然イヤシイ親爺のこと、何でも食べるはずだが・・・チョット躊躇しながらも食べている、が・・・速度が遅い。っていうかあまり好きじゃないみたい・・・。おやっ?マック親父は加齢のため、歯の具合が宜しくないようだ。ナルホドネ。

 まぁね、人間様でも昨夜の食事はトウモコシの発育不全のちっちゃいのを天プラにして食べたら、そりゃあもう、美味かったのなんのって!それを考えれば、犬がトウモロコシのり芯を食べたって不思議じゃあない。結局、捨てようかと思ったトウモロコシの心は全部犬たちにあげた。

 でもね、カラスだってトウモロコシの実は食べるが、芯は食べないよ。あっそーか!茹でたトウモコシの芯は、塩味で味付けしているから、味が少し付いているんだろうねぇ。




3444.お笑い愛犬物語/54 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:7月15日(木) 9時20分
■チョースケにお仕置きされたマック親父
 昨夕、チョースケを連れて散歩に出た時のこと。
家を出て数百メートル行った曲がり角で、フラフラ歩いてきたマック親父と遭遇!見ると首輪から2メートルほどの所でロープが切れている。

「あれっ!親爺ぃ、なにやってんだよぅ!」
マック親父め、ロープが切れたのをコレ幸いに、そこいらをフラ付いていたのだろう。

 最近は耳も遠いから大して吠えることも無く、静かに惰眠をむさぼっているだけなので、居なくなったとしても全く気付かなかった。チョースケと違って凶暴ではなく、まったくのホトケさんみたいに温厚な犬なので心配は無いが、耳が遠くなっているので、万一道路に出たら車にひかれやしないかだけが心配なのだ。
 
 だが、ここでチョースケが黙っちゃいなかった。
オイラが『なにやってんだよぅ!」』とあげた驚愕の声が、チョースケにはマックを叱ったのと勘違いしたのだろう、マック親父に猛然と牙をブチ込んで放さない。下になった親爺はあわれ、悲鳴を上げている。

 オイラは2匹の犬のロープを掴んで、チョースケの肩口を蹴っ飛ばしたが、その程度で離れる猛獣犬じゃない。それで4−5度もチョースケを蹴っ飛ばしてやっとこさ離れた。

 ここでつくづく思った。
事があると家族犬にさえ牙を剥いてしまうチョースケ。オイラの放った声を、マック親父に対する叱責だと勘違いして、一緒に攻撃してしまう。これが万万が一、散歩中のよその小型犬だったらと思うと、常々よっぽど気をつけなければならない。

 いつもは口輪を付けているのだが、今は夏季に呼気が激しいため口輪は付けていない。他の犬を見かけた時や、野良ネコを見つけた時は、よほど力こぶを込めてロープを持っていなければならないと再認識の日であった。





3445.お笑い愛犬物語/55 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:7月15日(木) 9時28分
■「行け!」と命令すると・・・
 流石は先祖代々警察犬であるチョースケは、主人への命令服従はスゴイ。ずいぶん前の話だが、いつもの食事の前にあまりにもマック親父が催促をし、その声が下品で卑しいのに腹を立てたオイラは、チョースケに『行け!』とマックを指差した。

 するとどーだ!
まさか、まさか!自分が子犬の時から優しく面倒を見てきた(後ろから乗っかりたいという下心もあったが)マック親父に、だ。
『ガーッ!』
と、飛びついたのだ。驚いたのは私。

『やめ、やめろー!』
そういって中止させたが、このシェパード犬、私の言う事は何でも聞く忠犬なのである。驚いた、と同時にシェパード犬の優秀さを思い知った日だった。

 以降、我が家は畑に囲まれたスカスカの住宅地域に住んでいるが、あまり戸締りに関心が無くなってしまった。チョースケが居る限り、まず防犯上は問題無いからである。凶暴すぎて両刃の剣ではあるが・・・。
 




3467.お笑い愛犬物語/56 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:8月5日(木) 8時20分
■夕刻の遠吠えはなくなりマシタ・・・。
 マツク親爺はこれまでいつも、夕刻の5時になると市のスピーカーから流れてくる『夕焼け小焼け』に合わせて、遠吠えで歌っていた。

 が・・・このところの加齢による難聴のせいか、市のスピーカーの音が聴こえないようだ−−−よって夕刻5時の野生の遠吠えは無い。サミシイことだ。




3468.お笑い愛犬物語/57 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:8月5日(木) 8時35分
■何故か未明に泣くマック親爺
 この1週間ほどのことだが、未明の3時半くらいから日の出前にかけて、マック親父が悲しげに悲鳴に近い声を出して泣いている。「鳴いて」いるのでは無い。「泣いて」いるのだ。

 何があったのか疑問に思って起きて行って見ると・・・何の事は無い。ロープをギリギリまで引っ張って、チョースケの方を向いて悲しい声を上げているのだ。

 この、ロープをギリギリまで引っ張ると、ちょうど家の基礎の四角いコンクリートの角でロープを擦ってしまい、このところ2度も切れている。ロープは頑丈な工事用のロープだから、そうそう切れるものではないが、何百回も続けて擦っていれば切れてしまうのだろう。そのたびに切れ目を結わえて繋げている。


■何故・・・泣くの?
 どうして連日泣くのか???
いろいろ考えたが、どうやらチョースケの尻が恋しいと思われる。以前はチョースケとスキンシップが出来る長さに繋いでいたのだが、この猛暑下で2匹のロープが絡んでしまってはタイヘンな事になる。それを慮ってロープを少し短くしたのだ。

 ロープが長い時、マック親父はチョースケの尻に乗っかって欲求不満を解消していたのだが、このところソレが困難になった。それで未明の静かな時間帯には本能が疼いてくるのだろう。チョースケを呼んで悲しく泣き続けるのであった。
 メス犬を呼ぶのならまだしも、同性のオスを呼んで悲しく泣き続けるマック親父って?いったい何なんだ。。。





3579.お笑い愛犬物語/58 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:9月21日(火) 8時42分
■カメラ目線と目を合わせない犬
*去年死んだカン爺の場合⇒13歳位で貰ってきた柴犬で気性が荒く、飼い主の私のふくらはぎに2度も噛み付いた。15-6歳で亡くなるまでとうとう私とロクに視線を合わせなかった犬だ。

*現在15-6歳のマック親父(甲斐犬)は、妻が実家から連れてきた犬で、我が家に来たのが8-9歳の頃。私には尻尾は振るが、全面的にココロは許してはいない。卑しいこの犬はエサをやる時だけは千切れるほどに尻尾を振る、プライドもポリシーも全く欠如した犬である。

*子犬の頃から飼っているシェパードのチョースケの場合は、私が瞳の奥を覗き込むと、彼もずぅ〜と私と視線を合わせて、ココロを読み取ろうとする賢い犬。マック親父とは大違いの犬である。

 以上の3匹を写真撮影しょうと思うと、チョースケはカメラをじつと見つめるからいいものの、マツク親爺とカン爺だけは、どうしても視線が定まらない。いやむしろ私の視線からもカメラの視線からもそらそうとする。そんな犬たちだ。


■白内障が進んで・・・
 さて、カン爺が亡くなって、老犬はマック親父のみ。その親爺も白内障が進行して、現在は両目とも全くか、殆ど見えていない状態のよう。明暗くらいは分かるのだろうか?耳はあまり聞こえず、呼ぶときは大声で「マツク!!!」と叫べば振り向く。

 犬の場合は目が見えなくても大して日常生活に支障が無いと言われている。エサだって、小用だって、ウンチだって、ちゃんと所定の位置でする。
 驚くのは妻が自転車で散歩に連れて出た時は、どーっと走るから笑える。これこそ後先を考えずに疾走するバカ犬の典型で、たまに蹴躓いたりするというからバカ犬の本領発揮である。

 我が家の裏門を開けると、3-40センチの段差があって、マック親爺のロープが10メートルほど延びて、裏の畑に出れるようになっている。以前なら平気で上がり降りしていたのだが、今では一度外へ出たらまた入るのがタイヘンなようだ。まずはどここから出て来たのか臭いで確認し、段差を上がるのに気合を入れて・・・ドッコイショ!と上がるのだ。たまに蹴躓いたりしているのを見ると、やはり寄る年波には叶わんのか・・・と自己と重ね合わせてみたりして、ちょつと哀愁を覚えてしまう。

 そんなマック親父−−−目は見えず、耳も大して聞こえず、歯も弱くなってきたようだが、他はとりあえず健康で、食欲に関して相変わらず旺盛である。まったく低知能の生き物だけに、胃袋だけは元気である。笑。まだまだ2-3年は確実に生きているようである。笑。




3580.お笑い愛犬物語/59 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:9月21日(火) 18時38分
■3匹を1本のロープで繋いで散歩していたが・・・
 3匹犬がいた時は、3匹を繋いで散歩をさせ、誰も居ない荒川土手沿いでは、自由に走らせていた−−−が、今は亡きカン爺が高齢のため他の2匹についていけなくなってしまったため、カン爺だけは別のロープで繋いで手で引いて歩きの散歩をしていた。

 カン爺が老衰で亡くなって以来、3歳半のチョースケと、15-16歳のマツク親爺を1本ロープに繋いで散歩をしていたのだが、数ヶ月前からか、マック親父がチョースケのスピードについていけなくなり、一緒に走るというより、引きずられてしまうようになった。


■散歩に行きたくない時も・・・
 そのころからだ。
あれだけ散歩が好きだったマック親父だが、チョースケを繋いだロープの片方をマック親父に繋ごうとすると・・・すぅっ・・・と後ろへ下がり、自分の小屋にこもるような仕草を見せ始めた。今流行の『引きこもり』だわな。

 そっかぁ、引っ張られるの、ヤなんだぁ・・・とは思いながらも、2度も散歩に出かけるのは面倒なので、出来るだけ一緒に行くために、チョースケの首輪に掛けたロープのもう片方を持って、マック様をお出迎えに小屋の前まで行き、それからロープを掛けるようにした。

 最初のうちはそれでも可能だったが、それでもチョースケの首輪に掛けたロープの片方のじゃ、小屋から出て来なくなってしまった。いくらバカ犬でも多少の学習能力はあるらしい。

 そこで考えたのがエサで釣る方法。
他ならぬバカ犬のマック親父は、食べ物の誘惑には1も2もなく引っかかる。そこで手の平に一握りのエサを持ってマックの名を呼び、ウキウキして小屋から出て来たところで、首輪にロープを書けるようにした。

 が、いくら低知能のマック親父でも人(犬)並みの学習能力はあるようだ。夕方になって、呼ばれて、エサを見せ付けられても、小屋から出てしまえば、チョースケのロープの片方を自分の首輪に繋がれてしまう、ということを理解した。

 そっかぁ・・・そうまでチョースケと一緒のロープで、引っ張られるのはヤなのかぁ・・・そんなにヤなら仕方ない。ということで、夕方になったらチョースケとマック親爺を別々に散歩に行くようになったのである。




お笑い愛犬物語/1〜8もありますが、リンクしていません。っていうか出来ません。涙。