お笑い愛犬物語/6 2012/6/28〜





2012-6/28
■お笑い愛犬物語××/マックの脱走とチョースケの追跡
■マック爺の脱走
 私がベトナムに行っていた2週間の間、関東は台風が通過したんだそうな。そのための風雨がそれなりにあったらしい。普段から家人に私は言っていた。
『犬たちの戸の金網が強い風で開いてしまうかもしれないので、必ずチェーンで施錠をしとくように』と。

 ところが妻は乳児を抱えて何かと多忙、そこまでは気が回らなかったのだろう。台風の去った後に金網が強風で開いているのに気が付いたらしい。
...
 そこでマックがいないのに妻が気付いたらしい。
以前のマック爺の逃走劇の場合は、エサ用のナベを叩けばその音でエサ時だと気配を察して帰宅していた。だが・・・現在のマック爺は耳は聞こえなくなっているわ、目は見えなくなっているわで、かなり難しいのではないかと思われた。


■チョースケの追跡劇
 そこで妻はチョースケを連れてマック爺探しに出たんだと----すると、だ。家を出てすぐの道路の脇にマック爺の脱糞の痕跡が。さすがはマック爺、下の始末が悪く、口と肛門犬と常々揶揄されているだけのことはある。まさに名目躍如!のお馬鹿犬である。

 スケースケはぐんぐんロープを引いてマック爺を追跡したんだそうな。それは普段の散歩のコースではなく、滅多に行くことのない荒れた原野然とした場所で、私も知ってはいるが大きな溝の跡があって、そこには脱出不能なほどの窪地になっている場所だ。その中に落ち込んだマック爺は脱出するアテもなく、縮こまっていたんだそうな。

『チョースケが見つけなかったら、マックはあのまま死んでたと思うわ』---とは妻の弁。然り。もしチョースケではなく、人がマックの名を呼びながら探したとて、マック爺には聞こえるわけではなく、目が見えないので脱出することも出来まい。

『やっぱりチョースケってエライわ。さすがは先祖代々警察犬だわなぁ』----とは、私の弁。今さらながらマック爺の愚かさと、チョースケの優秀さを再認識したのである。


5411.お笑い愛犬物語/その××/タヌキ犬の巻@ 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:2012-9月11日(火) 14時50分

■県道上をオタオタ
 夕方のチョースケの散歩を終えての帰り、うちの前の県道上をオタオタ歩いている犬?タヌキ?がいた。優しいドライバーが車を徐行してクラクションを鳴らすと、そのタヌキ犬は車の前を右往左往。後ろの車は渋滞をし始めている。こりゃマズイ!私はすぐにチョースケを自宅の囲いに入れると、チョースケのローヌ゜を持ったまま車の前に走った。

 近くで見るとやっぱりタヌキか?でも犬のようでもある。ま、なんでもいい、そのタヌキ犬を抱えて車の前から去り、自宅に抱いて帰った。


先輩のオヤジ犬たちは・・・
 ここで私の抱きかかえた犬を見たチョースケはナットク顔。新人ではあるが、ご主人様が連れてきたのであれば客人。そそうには接しない。また最近のマック爺は食べ物以外には興味を示さないので問題ない。いちおうは2匹とも臭いをかぎに来たが、チョウスケは当然紳士的に接し、マック爺はオス犬だと分かるとサッサときびすを返して自分の小屋に消えた。


■俺をナメんなょ!
 このタヌキ犬、明るいところで見るとタヌキのようではあるが、汚れたポメラニアン系のオス犬で、どうやら5−6歳の様子。ガンコ親父のようで、自分は弱小の小型犬だというのに、自分の10倍以上もあるシェパードのチョースケに対してもビビらず、さっそく玄関の周りに片足を上げてマーキングを始めた。

 捨てられて放浪したのか、それとも長いあいだ迷っていたのか、相当ノドが乾いていたのだろう。水だけはガンガン飲んだが、ドッグフードは食べるものの、高い方のサラミ系には口を付けずに安い方のドッグフードだけをカリカリと食べた。


■ロープでつながず
 あいにく我が家には小型犬の首輪が無い。
かといって直接ヒモを首に巻いてもかわいそうだ。よし、放し飼いにしよう−−−ということで我が家の敷地内の塀の隙間を全てふさぎ、放し飼いにすることにした。そうすればこのポメタヌキ親父は敷地内で好きな場所をほっつき歩いていられるだろう。

 寝場所はひとまず玄関の内側にダンボールを置いて中に柔らかい物を敷き、そばに水と食器を置いた。
 だが、一晩中様子を見ていたら、水にもエサにも口はつけたが、ダンボール内に寝る事はなく、玄関の外、しかも2匹の先輩犬から最も離れた場所のマットの上で夜を明かした模様だ。


よく吠えるのはなぜ?
 このタヌキ親父はよく吠える。チョースケに向かって吠えているのかと思ったら、家の中に向かって吠えている。エサを要求するわけでも無さそうだが、なぜ吠えているかは不明。「小型犬はよく吠えるから」ということで、とりあえず放置。ま、いくら吠えたところで小型犬だから声も小さい。うるさくもなんとも無いのだ。


■ぐるぐる回る癖はなぜ?
 このタヌキ親父ったら、半径50センチほどの円を描きながら落ち着き無くグルグル回るクセがある。思うに動物園のオリの中のキツネのように、オリの前を際限なく往復するか、狭い小屋の中でグルグル回るネズミのようなものだろう。よほど狭いケージか何かの中に閉じ込められたままにされていたのか?可愛そうな精神疾患を抱えている様子だ。
 ま、ウチで放し飼いにしてやるから、好き勝手にそこいらを歩き回って、そんな妙なクセを治したらいいさ。


■座敷犬なのになぜ上がらない?
 そもそも小型犬といえば座敷犬のはず。だがこのタヌキ親父は玄関から上がろうとしない。
 以前のパピ姫や、預かったミニダックスや、知人の小型犬などは上がって当然!のように部屋の中に上がり込んで来たもんだ。私は座敷犬はキライだし、犬が家の中に上がってくること自体がキライなので舌打ちをするのだが、このタヌキ親父に限ってその心配が無くてヨロシイ!

 だとあらば飼うのもカンタン、食費もタダ同然、長毛犬なのでたまに洗ってやるのが面倒だが、ま、それは仕方あるまい。本人さえ良ければいつまでも飼ってやる積りだ。 




5415.お笑い愛犬物語/その××/タヌキ犬の巻A 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:9月13日(木) 16時56分

■あっ!家に上がって来た
 収容から2日目の朝、これまで家に上がる素振りを全く見せなかったタヌキ犬は、家人が気付くと家の中に上がり、あちこちをブラついていた。
「あっ、こらっ!」
私はさっそく追い出したが、さすがは屋内犬なのか、なかなか出ようとしない。

■推理
@ということは・・・この犬は屋内で飼われていた。
Aグルグル回るクセ⇒屋内の狭いケージの中に入れられていた。
B高いエサより安いサが好き⇒あまりいいエサを貰っていなかった。
Cエサをあげても鼻にシワを寄せる⇒あまり愛されていなかった。
D洗われても平気⇒綺麗にはされていた。
E芸は皆無⇒構われていなかった。
Fちょっとした音に怯える⇒暴行への怯え癖

 以上のような推理が出来る。
一昨年、高齢で死んでしまったカン爺もそうだが、ある程度年齢が行ってから飼い主が変わると、犬はなかなか懐かないものだが、それは柴犬の特性かとも思っていたが、このタヌキ犬も同様らしい。増してや前オーナーにさほどかわいがられていなかった様子だから尚更だろう。

■玄関が好き
 屋内には上げないが、玄関が好きなのだろう。
@玄関が涼しいからか、
A食べ物の臭いがするからなのか、
B家人の声が聞こえるからか
 そのいずれかの理由だろうが、なんせこのチビ親父ったらマーキングがスゴイ。玄関内や出入り口はマーキングのオシッコでいつも濡れ濡れ。これじゃタマラン。ということでさっそく玄関の脇に小屋を作ってあげた。


■その小屋とは・・・
 パーカッションのケースに使っていた大きなプラスティックの箱がある。これに出入り口用の穴を電動ノコギリで開けたものだ。プラスティック製だから洗うのもカンタンで清潔。出入り口には臆病なタヌキ親父のプライバシー保護のためにベニヤ板を立てかけてやった。まだ残暑の直射日光を遮るためのものでもある。 


★写真は「迷い犬 『預』かり中」のつもりが、「迷い犬 『頂り』中」と誤字を発見したため、撤去して親父犬のプライバシー保護のため(笑)犬小屋のブラインドにしている。



5438.お笑い愛犬物語その××/タヌキ親父の巻 B

名前:のなか悟空 日付:10月4日(木) 8時44分
<ガンコ親父>
 このポメラニアンのタヌキ親父はも以外にトシを食ってるやも知れぬ。自宅前で保護して2週間、そして演奏のツアーで留守して2週間、合計約1ヶ月は我が家に棲みすいているのだが、意外に我が家とその先住犬2匹との折り合いが言いのやも知れぬ。

 が、相変わらずのガンコさで、私が作ってやった小屋には入ろうとせず軒下を棲みかとしている様子だ。親父は玄関の中がお気に入りのようなのだが、とーにかく玄関内に『ここはワシの場所じゃ〜!』と、マーキングをするので、玄関内が臭くなってタマラナイ。加えて玄関の外に排便だ。ま、小型犬だからソレも小さいから大したことは無いのだが、踏みつけて転んでしまう可能性大。まだ小さな幼児を抱えた妻が転んでしまってはタイヘンだ。

 それで小屋を外に設置して、小屋の中に敷物などをしているのだが、それが気に入らないのか、中に入ろうとしない。それでエサ皿を中に入れて誘導しているのだが、エサ時だけは中に入るが、それ以外は出ている。ま、いずれ寒くなってくれば中に入らざるを得まい、と私は楽観している。


<ここはワシのシマじゅあ〜!>
 このタヌキ親父、いっちょ前に良く吠える。
ま、小型犬で声が小さいし、親父のような潰れた声なので耳に刺さらないから気にならない。

 ではなぜ吠えるのか?
この犬、我が家に来てたったの1ヶ月にも満たないというのに、いっちょ前に自分のテリトリーを認識し、外的に対して吠えているのである。外を通りかかる人に吠える。道路向うに駐車した車に吠える。宅急便や郵便配達にも吠える。

 これが小型犬じゃなかったらいい番犬になるのだろうが、残念ながら迫力が無い小型犬だ。
 ま、拾ってあげたこの親父が我が家を、自分の家だと思ってくれるようになったのはうれしいと言えばうれしく、ほほえましくもある。ただ残念なのは・・・朝になると玄関前に必ず、2回分の脱糞があることである。涙。




5451.お笑い愛犬物語その××/タヌキ親父の巻 C 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:10月10日(水) 19時30分
■頑固親父
 タヌキ親父のために小屋を作ってやったのだが、相変わらず入りる気配が無い。仕方が無いのでダンボールに柔らかい敷物をして置いたが、それでも入ろうとしない。どーしょうもない頑固親父である。こっちとしては、まぁ、寒くなってどうにも我慢できなくなったら入るだろうと大して悲観はしていない。


■散歩は?
 実はウチに迷い込んで以来、1ヶ月あまりも散歩で外に出たことが無いの。というのも小型犬にとって我が家の庭は広いので、敢えて散歩をする必要は無い。だが、今日はどういうわけか、散歩に連れて出ることを思い立った。

 首に緩めにロープを巻いて、出ようとすると・・・・キャンキャン!!と悲鳴を上げてイヤイヤをする。ロープで首を締め付けているわけではない。なのに・・・どーして?
 それではと、家の外まで抱えて出て地面に下ろすと、尻を地面に着けて付いて来るのを拒否−−−−いったいどーして???


何かのトラウマか?
 これほどのロープ恐怖症なのか、散歩恐怖症なのか?は知らないが、通常犬といえば散歩に出たくてしょうがない生き物のはずなのだが・・・さては・・・何者かにロープで捕獲されて、引っ張り回されたイヤな記憶があるのか?それとも外でひどい目にあった記憶があるのか?だから現在安住の地である新住所の我が家から出たくないのか??だとすると拾い主としては嬉しいような悲しいような、なんだかお尻がくすぐったくなるような気持ちである。

 ならぱ仕方ない。
行きたくも無い散歩に行くのは中止しょう。抱いて帰ってウチの金網で囲った庭の中へ入れると、安心していつものように飛び回り始めた。

 ウチの庭は犬が外へ飛び出さないように、金網で囲っているのだが、タヌキ親父が小さいが故に、隙間から脱走しないかいつも気にかけているのだが、そんなに外がイヤならば死ぬまでウチで暮らすがいいさ。なによりも頼りになる番犬、チョースケがいるし、耳も聞こえず目も見えないけど、モウロク爺のマック爺という仲間がいることだしな。うんうん、それがいい。そうすんべ。



5460.お笑い愛犬物語その××/笑うタヌキ親父の巻 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:10月18日(木) 13時49分
■頑固親父
 タヌキ親父のために小屋を作ってやったのだ。それでも入らない。だからダンボールに柔らかい敷物をして置いたが、それでも入らない。それならと、小屋にクッションを敷き、さらに古い布団の綿を抜いて敷いてあげたが。それでも入る気配が無い。ま、いい。寒くなれば入るだろう。それともチョースケの小屋に避難するか?頑固ダヌキの考えていることは分からない。


■尻馬乗り
 家の前を知らない人が通るとチョースケが吠える。また家人が帰って来てもチョースケが吠える。
 すると---だ。
タヌキ爺ったら、チョースケの吠えた「ワン」の2言目から「ワン」と雷同し、後は一緒に吠え続ける。
 ま、番犬としては合格!けどね、迫力がないのよ、迫力が。小型犬の声は通常甲高くて耳に痛いが、タヌキ爺は加齢のためか声が低く耳が痛くない。だからちっとも気にならない。いずれにせよ、我が家を自分の守るべき家だという認識を持つようになってくれたのは、迷い犬とはいえ飼い主としては嬉しい。


■笑う犬
 この犬が虐待されていたせいか、キバを剥くと前に言った。
だがどうだ?----ちょっと視点を変えて見れば、「ニヤッ!」と微笑んでいると思えばいいんでねぇの?
 だよね。
そう思えばいいんだよね。愛嬌のある犬だと思ってあげればいいんだよね。そう思ったとたん、なんだか可愛く思えた次第。


■排便にゃ参る・・・
 私の日課は、毎朝起きてすぐ玄関前にあるタヌキ爺の残した物を2箇所、スコップですくって捨てるのが仕事になっている。他の犬たちは気兼ねしつつ庭の隅っこでするのでいいのだが、このタヌキ爺ときたら、大も小も玄関の前も前、まーん前にするもんだからタマラナイ。ボーッっとして玄関外に出て踏みつけでもしたら、バナナの皮じゃあるまいし、スッテンコロリンと転んでしまいかねない。
 ウンを掴むなんてとんでもない。
硬いタイルの床で尻餅をついたら相当に痛いし、子供でも抱いていた日にゃ、子供に大怪我をさせかねない----だから私は毎朝、いの一番にスコップを持つのである。


■おねだり
 他の2頭の犬はこっちが食事をしていても、「おねだり」はゼッタイにしない。私がそういう風に仕込んであるからだ。ところがこのタヌキ爺、サスガは小型件で知能も低いのか、それとも相当にハングリーな環境で育ったのか、こっちが食事をしたり、口に食べ物を運んでいるのを見かけると、上がりがまちや窓の縁に足をかけて欲しそうにしている。ま、吠えないだけいいのだが、そうやっておねだりをしたとてもこっちはそうそう別けてはあげない。食事は1日に1回と決めているのだ。それが我が家の犬たちのルールなのである。



5461.お笑い愛犬物語その××/タヌキ親父興奮する!その@ 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:10月22日(月) 0時15分

■友人がシーズーを連れて来る
 友人Wさんが愛犬のシーズーを連れて我が家を訪れた。
目的はウチの犬たちを洗ってくれるため。Wさんは常軌を逸したほどの犬好きで、以前はわざわざ岐阜県から、そして現在は都内から、不精な飼い主の私が犬を洗うのを苦手としているため、わざわざ洗いに来てくれたのである。

 Wさんのシーズーは1歳のオス。
私は正直言って他人の犬はあまり好きじゃないという勝手な性格なため、このシーズーも類を出ない。増してや小型犬を特に苦手にしていて、増してや犬に服など着せているのを見かけると、イヤな気分になってしまうのも正直な感想である。
 とはいえ、Wさんもそういった飼い主のようだが、そこはホレ、人それぞれで遠路はるばるわざざわ洗いに来てくれるというのに、そんなことは言いにくいのである。
 ともあれ、ウチの迷い犬のポメラニアン、タヌキ親父が同じ小型犬のシーズーを見てから今回の物語が始まるのである。


■これっ!青年愛はイカンぞな!
 タヌキ親父、シーズーのプイ青年を見かけたら猛然とダッシュ!ってそれはテリトリーとかそういった問題ではなく、とにかく交尾の対象としてだ。同性にそういったいかがわしい行為を受けたことの無い、箱入り息子のプイ君は、なぜポメ親父が自分の下半身に乗っかって腰を使おうとするのか理解できない様子。ましてプイ青年は去勢しているから尚更理解の外にあるのだろう。

 大きな目をすがるうに飼い主のWさんに向けたまま、不安な表情でWさんを見ながら、下半身はタヌキ親父のなすがままに任している。
「ボクこわいよぅ〜、このオジサンったらヘンなことするんだよぅ〜」
もし喋れたらこう言ってるはず。
「こらっ!静かにしなサイ。おじさんが悪いようにはしないからよぅ」ってタヌキ親父は言ってるに違いない。って、もぅ悪いようにしてるじゃないのっ!


■タヌキ親父の気は強すぎるぜ!
 タヌキ親父の猛攻に、プイ青年は庭の端に横向き置いた水槽の中に避難したのだが、それでも親父は執拗に追いすがる。だが、残念ながらスペース的に重なることは出来ない。そこで、狭い水槽の中でも熱い息をかけながら尚も口説いている。

 そこへ耳も聞こえず目も見えない老犬のマック爺が、雰囲気を察して近づいて来るが、自分の何倍もあり、且つ大先輩の住人であるマック爺に対して牙を剥いて威嚇する。
 でもマック爺には見えないし聞こえない馬耳東風状態。それでも雰囲気だけは「歓迎されていない」とは感じるのか、マクッ爺は悟りきった仙人のように風のように去って行った。

 次はチョースケが近づく。
するとタヌキ爺、自分の20−30倍の体重はあるであろうシェパードのチョースケに向かっても牙を剥いて威嚇する。チョースケは「???」という表情で見てはいるが、私がタヌキ爺を客分として遇しているから手(犬だから口)は出さないものの、チョースケがマジにキレたら手が付けられないのを私は知っている。ここで抑えているチョースケは賢い。流石は先祖代々警察犬の血筋である。

 タヌキ爺はここいらで止めておかないと、それこそチョースケのエサ鍋にでも手を出したら(犬だから口)、それこそチョースケのひとカミでお陀仏になりかねない。チョースケのキバは平気でポメラニアンのアバラ骨など噛み砕いてしまうだろう。


■メスに食われても交尾をするカマキリ
 カマキリのオスが交尾のあとにメスに食われても交尾をするように、犬もメスをめぐる争い熾烈を極める。交尾期は犬の集団の序列を度外視してもメス犬に追いすがるため、下位のオス犬はたまに上位の犬に命を奪われることもある。私は幼少の頃それを目撃している。げに動物たちの子孫を残そうとする本能は、理性では解決できないものなのだ。

 だが、チョイ待ち!
シーズーのプイ君はオスなのである。イカンでしょう、それは。タヌキ親父がどんなに頑張ってみたって、プイ青年は赤ちゃんは埋めない体の構造なのである。

 それにしても・・・もう半年以上になろうか、あのパピ姫が我が家に今も在籍なら、タヌキ親父ったら、恋に狂って狂って、狂い死にするんじゃないか知らん。それともパピヨンとポメラニアンの合いの子が生まれたら、それはそれでケタ外れに可愛らしいのではないかと思う。でもシワは小型犬は好きじゃないので、欲しい人にすぐあげてしまうだろう。



5483.犬のは洗えても人間のは絶対ダメ

名前:のなか悟空 日付:11月9日(金) 9時48分


■野生動物は洗わない
 私は犬を洗うのがキライだ。
その根拠は、「野生動物は洗わない」でも生きていける---からだ。
などというのは屁理屈であって、早い話、面倒くさいからでもあるが、大分の実家で昔飼っていた犬たちは、ロープにつながず放し飼いにして野山を駆け巡っていたが、一度も洗ってやらずなくても健康で元気だったからだ。


■犬のフグリも平気で洗ってくれるYさん
 そういった私の飼い方に犬たちがかわいそうだと洗いに来てくれるのが、愛犬家である友人のYさん。

 驚いたことにYさん、犬の股間と言わず、ペニスと言わず、玉袋といわず、肛門と言わず、ぜーんぶ洗ってくれるのだ。しかも素手!で。初回は薄いゴム手袋をしていたが、2度目以降は素手!なのである!これにゃ参った!

それを見た私は軽口を叩いた。
「Yさん、そんなんだったら人間のも平気でしょう?」
「だめだめだめぇ~!ぜーったいだめぇ-!」
「あれぇ?犬よりは人間の方がラクだと思うけど・・・?」
「だめです!絶対にダメです!」----だと。
ちなみにYさんには○十年以上、ご主人に該当する人はいるのだ。


■嫌悪する対象は同じ価値観

 ちなみに私はカエルなどの両生類が大っ嫌いで、ことにカエル、そして大きいのは見ただけで鳥肌が立ち、髪の毛が逆立つほどだ。だからもし「50万円やるからヒキガエルつかめ」と言われても・・・出来ない。小さな茶色のカエルなら10万円もらえば掴めるかも知れないが。

 そこでYさんにも同じ質問をしてみたら、Yさんも両生類、ことにカエルを嫌悪していて、ヒキガエルは50万円もらっても嫌だとのこと---
ということで私らの「気持ち悪い感性」は見事に合致している。

 だが・・・こと犬洗いに対する気持ち悪い感性は見事に相違しているのだが、これは犬に対する愛情の相違なのか?などと多少反省をしなければならないのだが、私にはどうしても犬たちの股間は洗えない。玉袋は我慢して洗ったとしても、陰茎と肛門だけは、ぜっぜっぜっぜっぜっ-ったいに出来ないのだ。

 じゃ、究極の選択で、「ガマガエルと犬の肛門洗いのどっち?」
と、問われれば・・・・うう・・・ん、やっぱどっちもヤだ。

http://homepage2.nifty.com/nonakagoku/dog/




5524.お笑い愛犬物語/そのXX/夜間休業 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:12月5日(水) 15時59分

■捨て犬を確信
 さて、我が家に迷い犬でやってきて、すっかり腰を落ち着けているポメラニアン犬の「タヌキ」親父。
 思うにこの犬は逃げ出した犬ではなく、おそらく繁殖用の犬が繁殖能力が無くなったので捨てられたのではないかと思う。その理由は素直に喜ばない。与えられたエサは咥えて逃げて自分だけで食べるという、猿山の下位のサルのような所作をする。手を出して撫でようとしても逃げる、芸は皆無、等々、あるいみ素直さが無く根性が曲がっていると感じるのである。


■吠える病気??
 番犬番長のチョースケは無駄吠えはゼッタイにしない。番犬として家を護るにふさわしいタイミングでしか吠えない。そこへ持ってきてこのタヌキ親父。

 1日に何万回吠えるのだろう??
と疑問を抱くほど吠えている。チョースケが一声吠えると対象となる物なり人なりが見えても見えなくても、ふた声目からユニゾンで吠えるほどの付和雷同犬なのだが、そういったみとが無くてもしょっちゅう吠えているのだ。

 これが耳が痛くなるほどキャンキャン声が高い小型犬なら、も~うカンベンだが、タヌキ爺の場合は吠えすぎて声がしわがれているため、吠えても大してカンに触らないからまだマシだ。
 いずれにせよ、もうこのタヌキ親父の吠えるのは諦めている。タヌキ親父は病気なのだ。「吠える病気」なのだ。

 もう飼ってから4ヶ月ほどもなるし、親父も急ごしらえの小屋が気に入っているのか、すっかり腰を落ち着けているので、いまさら出て行けとも言えない。

■夜間休業
 あーんなに昼間は吠えるタヌキ親父も、夜間にはまーったく吠えない。チョースケは昼夜を問わず24時間体制で警備にあたっているというのに、このタヌキ親父ときたら夜間には絶対に吠えない。もしかしてそういった訓練をされたせいなのか、それとも本人の意思で「勤務外の仕事はしませんよ」ってことなのか。いずれにせよお役所のような勤務ぶりなのである。(^O^)

★写真は3-4ヶ月前に迷い込んだラブラドール。超、が付くほど賢い犬だった。続きを読む





2013年

5614.お笑い愛犬物語/その×× 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:1月30日(水) 9時32分

■グーグル検索でトップ!
 すごいことだ!
グーグルの検索で「愛犬物語」を探すと300万件超なのに、俺の「お笑い愛犬物語」がトップに来ている。これを掲示板じゃなくてブログにすれば、多少の広告料が入ってくるのだろうか?とはいえそうは甘くないのが世の中。せいぜい数百円かも知れない。
 ということで、、、、久々に愛犬物語を短めに書きまーす♪

■老い先短い?マック爺
 このところ世間も不景気で景気的にも季節的にも冬だということもあり、老い先短いであろうマック爺の佇みも、「侘び寂び」の究極にある。
 それこそ次の北風が吹けばヨロヨロと倒れてしまいかねないほど、侘しく尾羽打ち枯らしているのであった。

...  それでも尿(いばり)だけはあちこちに放ち、ことにチョースケの小屋の前にはそれこそ敵のように撒き散らしているから、私の掃除が大変なのであるが、あの年になっていまさらシツケをするのは土台無理な話なので私としては諦めている。ま、どーせ後1年は生きないであろうから、我慢我慢。それに今は冬季なので、マック爺のイバリも鼻をつまむほどは臭わないので、我慢の範疇にある。
いずれにせよ、以前から掘ってある裏の畑の墓穴に磨きをかけて、いつでも埋められるようにしておかねば。なむ・・・。


■凍え死なないか?タヌキ親父
 ポメラニアンの小型犬なので外飼いは冬には凍えてしまうんじゃないかとも思っていたが、よくよく考えてみればウチの近くの野生のネコたちにしろ、タヌキなども生きながらえているのを見れば、犬だけが小型犬だからという理由で体温を保持できないとは考えにくい。愛犬家たちが暖房を入れたり、服を着せたりするのは単なる人間のエゴだと思われるのだ。
 野生とはそれだけ過酷で残酷なもの。だって飼い主のオイラでさえこの不景気な過酷な状況のなかで、辛うじて生きながらえている野生動物状態なのである。ペットたちにも野生の味を味わって欲しいと思うのだ。

 それでも12月の寒い時期にはタヌキ親父の小屋に使い捨てカイロを何回か入れてあげたが、あまり有り難がっている様子もない。翌朝見ると飲料水の中に放り込んだりしているのを見ると不要なのかもしれぬ、と最近は全く使い捨てカイロは入れてあげてないが、朝見るといつものように元気にクルクル回っているので、「ま、いいか!」と思っているのである。

 超小型犬とはいえ、所詮は犬。やっぱり寒さに強いのである。ま、ちっちゃな体にフッサフサの体毛が生えているから、「人間だったら凍え死ぬ」であろう寒い夜も、彼にとってはそうでもないのかも知れない。犬はしょせん犬。「人間だったら」と考えること自体が誤りなんだろうと、少し安心している今日この頃なのである。続きを読む

すでに16-17歳くらいの老犬、マック爺


ひなたぼっこをしながらも飼い主に牙を剥く、「タヌキ親父」。年齢不詳だが8-9-10歳くらいかと思われる。



お笑い愛犬物語は1〜8までありますが、リンクしていません。っていうかできません。涙。