お笑い愛犬物語/7 2013/2/22〜






2013/2/22
■お笑い愛犬物語/その××/まさか!食器の共有??
■えっ?まさか!!
 1歳の人間の子供はミルクも飲んでいる。
連日保育園に通っているのたが、どこの家庭がそうであるように朝は多忙である。すると母子が出かけた後には、哺乳瓶には必ずミルクが残っている。オイラはそれが勿体ないので、インスタント・コーヒーに入れて飲むことにしているのだが、あまり量が多い場合は犬たちにあげる場合もある。いつもドッグフードだけ食べせさている我が家の犬たちには、栄養価の高いミルクは体にいいはず。そしてそのミルクは一番私になついているチョースケの食器に入れてあげるのが普通だ。

 いつものように縁側からチョースケの食器にミルクを流し込むと・・・あれれれっ!!
小柄なタヌキオヤジが脇からササッ!と食器に近づいてミルクを舐め始めた。かたやチョースケは(やれやれしょーがないなぁ・・・)といった感じで、遅れて食器に顔を突っ込む。


■食の序列と専有食器はどーなった?
 通常、犬たちは強い方が先に食べる権利がある。
さらに自分の食器は自分が優先して食べる権利がある。それを我が家の歴代の犬たちは実践してきた。

 食事時のチョースケはマック爺は寄せ付けず、マック爺はカン爺を寄せ付けず、そうした食の序列があった。それは野生のサルでも狼でも多くの動物たちがそうだと聞いている。ところが、今朝のチョースケはどうだ!
(タヌキ親父、ヤバイぜ!チョースケにでっかいキバをブチこ込まれるぞ!)
と心配したものの・・・チョースケもタヌキ爺も争うことなく、2匹でひとつの食器を共有している。これは不思議な光景であった。


■タヌキ爺の習慣
 以前にも書いたが、タヌキ爺はゲットした餌をとりあえず他の犬がいない場所に咥えて行ってから改めて食べる。あたかもサルの群れで下位のサルたちがするような餌の食べ方である。ウチの他の犬たちはそれをやらないことから、このタヌキ爺がおそらく繁殖のために集団で飼育されていたのではないかという推測ができる。またタヌキ爺がその場でクルクルクルクルま悪く癖があるのは、狭い囲いの中で飼われている動物たちによく見られる行動癖であるのを思うと、相当にカナシイ生い立ちとカナシイ飼い方をされてきたのだなぁと同情をしてしまう。さらに飼い主のオイラが寄って行っても、逃げてしまいうずくまってキバを剥く癖を思うと、虐待された上に、捨てられたのだ、とオイラは思う。

 現に、ウチで犬たちを放し飼いにしている(チョースケを除く)囲みゲートを開放しても、タヌキ爺は決して外へ行こうとはしない。これまでに飼われていた場所がよほどイヤだったのだろう、帰りたいとは思ってないようだ。

 そう言う意味で、ゲストとして我が家の仲間に入り、放し飼いの生活を続け、親分のチョースケの食器に平気で頭を突っ込んで食べてもキバをブチ込まれない現在の平安は彼にとっては幸せな日々なのかもしれない。





お笑い愛犬物語/その××/タヌキ親父脱走!

■脱走
 これまで囲いのゲートを開けっ放しにしても、自分から外に出たがりはしなかった迷い犬のタヌキ親父。迷っているところをウチに保護してもやは半年近くは経つだろう。

 が・・・3日ほど前の強風の日。
ウッカリ屋の妻が、ゲートを閉めずにいた。夕方のエサ時にタヌキ親父が居ないことに気が付いた。
(ま、腹が減ったらいずれ帰ってくるだろう)
と思っていたが、すでに3日経つ。

 あれほど我が家が安住の地として気に入っていたのに、なぜ脱走したのか?思い当たる理由はない。
 が・・・時は全国的に春。
最近はコジュケイが声高らかに鳴いているし、昨日はメスのキジを2羽見た。

 ということは・・・動物たちにも春の訪れ。
タヌキ親父は親父犬とはいえ、春の訪れとともに体の中に疼きはじめる衝動がまだまだ残っているのか・・・だとしたら子孫繁栄の旅に出たのやもしれぬノ。


お笑い愛犬物語/その××/後期高齢犬マック爺

名前:のなか悟空 日付:3月21日(木) 12時38分

■後期高齢犬
 ご存知、お馬鹿な高齢犬のマック爺はすでに17-18最。人間で言えば80歳を超えていると言われている。最近ではタヌキ爺が行方不明になったため、身内内でのマーキングの必要が無くなったためか、玄関口での迷惑なーキングがピッタリとやんだ。

 タヌキ親父の行方不明も原因ではあろうが、たまたま目撃しぬマック爺のマーキングは、片足を上げるのにm苦労をして、片足をあげたとたんフラついてヨタってしまい、メス犬のように腰を落として排泄をしたのである。

 男犬がマーキングを出来なくなったら・・・もう、寿命がそう長くないのは、2年ほど前まで存命だったカン爺の例でもわかる。カン爺も17-18歳だったが、最後は片足を上げられなくなって、散歩にも行けなくなって、天寿全うした。それがいよいよマック爺の順番が回って来たと言うわけなのだ。
 
 生まれ出てたものは死ぬ。それが犬であろうと人間であろうと、すべての形あるものの宿命である。したがって過剰に嘆き悲しむ必要はない。その時がきたら裏の畑に葬ってあげる。その準備もできている----私見だが、高齢犬にこの夏が越せるかどうか・・・。もし越せたとしてサスガは並外れたお馬鹿犬のマック爺、生命力も並外れていると見直してしまうのである。

★写真はたまたまだが足が1本写ってないが、ちゃーんと4本ありますよ。






お笑い愛犬物語その××/ちゃっかり近所に居着いていたタヌキ親父

名前:のなか悟空 日付:3月26日(火) 9時44分
■あれっ?ウチのタヌキ親父じゃん!!
 こんな過疎の村でも月に1-2度はご近所さんと立ち話をすることがある。そこで逃げたポメラニアンのタヌキ親父の話になったのだが・・・
「えっ?そんな犬なら○×さんとこにいるよ。散歩の時に付いて来たんだってよ」----ということで、2-3軒隣の(といっても200メートルほど離れているが)○×さんちへ行ってみた。

 するとどーだ!
タヌキオヤジめ、うちの庭の4-5倍ほどありそうな広い庭で放し飼いにされて、楽しそうにはしゃぎまわってる。しかも近づいて行った元・飼い主であるオイラに向かって吠えるでねーの!(涙)


■家付き、庭付き、メス犬付き
 で、そこの家の人の話では、ちょうどタヌキ親父の居なくなった頃、メス犬のボーダーコリーを連れて散歩中に、この犬が付いて来たんだと。そんでそのまま居着いてしまったんだとさ。

 ま、犬の気持ちになって考えれば、我が家では先輩のおっさん犬が2匹もいて、色気もなにもあったもんじゃない。そこへ来てこの家じゃ、避妊手術はしているものの若くて美形の女子犬がいる上に庭も広い。そりゃ犬じゃなくったってここの家の方がいいわな。

 そこで元来が迷い犬であるタヌキ親父の経緯を説明し、ここの家さえ良ければ、且つ、タヌキ親父がこの家を気に入っているのであれば、養子に出しませう。やっとタヌキ親父も終生の住処を見つけたというわけだ---ということでメデタシメデタシ。

 ということで・・・うちの家族は1人減ったけど、本人がシアワセならば仕方ない。近々コーギーと柴犬のミックスの子犬を貰ってくることになっているから、我が家はまた犬が3匹になって賑やかになるから、ま、いいや。



5693.愛犬物語/その××/よっちゃん来る!

名前:のなか悟空 日付:3月29日(金) 11時59分

■よっちゃん来る!
 かねてから探していた子犬が見つかり、本日めでたく養子受け入れと相成った。おばあちゃん犬はコーギー犬、その娘は黒柴のハーフ。そのまた息子で、父親は同じ黒柴と思われるため、黒柴75パーセントでコーギー25パーセントのミックスと思われる。

 当初母犬は4匹子犬を生んだのだそうだが、2匹は死産で2匹だけが残っていた。両方ともオス。私が迎えに行った時、真っ先に駆けてきた来た方が縁起がいいし、興味も元気のもう1匹よりはある様子。体格は変わらない。また私が歩くと足元について来るのも元気な方。よってこの元気な方を養子にすることに決定。

 他県から車で貰って来る30-40キロの道中は、カーブや揺れに気遣いながら、子犬の車酔いに配慮。だが私の心配をよそに車中で息子の抱えたダンボールの中でひたすら睡眠。「寝る子は育つ」と言う。このこは神経が太くて健康な子であろうことは容易に察しがついた。


■チョースケにより舐め舐め攻撃の嵐!
 利口なシェパードのチースケは、私が連れて来た客人の犬に対しては絶対に攻撃的なそぶりは見せない。ましてや赤ん坊犬となると尚更で、よほど可愛いのか連れて帰った直後からひたすら舐めまくり、四つ目のよっちゃんの体毛が唾液でベトベトになってしまうほど。
 まさかチョースケに母性本能がありはすまいが、並以上の父性本能を持ち合わせている犬なのか。いずれにせよ仲がよくて一安心。まさか食べ物と間違って食べてしまうことはあるまいかと少なからず杞憂はあったが、それも取り越し苦労でよかった。


■恒例、夜泣きのイベント
 子犬はひとまず玄関内にダンボール箱を置いて、中に綿などの柔らかいものを敷いて寝かせた。子犬をもらって来た夜は恒例の夜泣きがある。だがこの神経の太い子犬は深夜まで泣かずにいた。それはそれですごいことだと感心していたら、夜中の1時過ぎにやっぱりキュンキュンはじまった。それだけではなく玄関の戸をガリガリと足でこする。

 すると、どーだ!
そとから父性本能丸出しのチョースケが玄関内の様子を心配して猛烈に吠える。布団の中にいた私もさすがに心配になって起き上がり、玄関に行くとヨツチャンは尻尾を振ってお出迎え。さらに玄関を開くと心配していたチョースケが体ごとなだれ込んで来て、ヨツチャンをベロ舐め。チョースケって偉いね。よっぽど玄関内のヨッチャンのことが心配だったんだろうね。

 そこで一計を案じた私は玄関を開けたままにして再び就寝。そしてそ〜〜っと様子を見に起き上がってみると・・・チョースケはまるで騎士のようにヨッチャンを見守り、ヨッチャンは安心してスヤスヤとダンボールのベッドで眠っているのであった。

めでたし、めでたし。
ただし私は寝不足気味である。 




5708.愛犬物語/その××/3つの寝床を持つ子犬 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:4月5日(金) 20時2分

■どこにもおらんで!!
 初日の夜は夜泣きをしたため、玄関の戸を開けっ放しにしてシェパードのチョースケに見守られて眠りについた子犬のヨッチャン。2日目も同様にして朝を迎えた。

 3日目の夜----そーと覗いてみたら・・・ヨッチャンがいない。あれっ?用足しか?と思って外を探してみたがいない。ま、まさかチョースケが食べちまったんじゃあ?という思いが頭をよぎったが、ここはチョースケを信じたい。マックなら食べてしまう可能性があるが、まさかまさかだ。

 見当たらなかったのでもう一度じっくり探すことにして、隅の方からもう一度懐中電灯を照らした。
(もしかして・・・)
と、今はなきポメラニアンのたぬき爺の小屋の中を覗いてみたら・・・あらららら、ヨッチャンがちゃ-んと独りでネンネンしてるじゃないの。ホッと一安心。


■花冷えの夜の行方不明
 ヨッチャンが来て4日目の夜。桜の花は満開だが花冷えで寒い夜。それでも玄関を開けたままヨッチャンを玄関のダンボールのベッドに寝かした。そして深夜・・・気になった私はまたまたそーっと覗いてみたら・・・案の定ヨッチャンがいない。ま、想定内のことだ。またタヌキ爺の小屋にでも入ってんだろうと思い、懐中電灯で照らして見たら・・・あれれ?ヨッチャンの姿がない。

 今度こそ必死で探したが、見つからない。そこでチョースケのロープを外してチョースケに捜索してもらったが・・・見つからない。さては・・・狭い場所に入って出られなくなってしまったのか・・・そこでまたまた大捜索。それでも見つからない。ゲートの狭い場所から抜け出して道路か裏の畑にでも行ってしまったのか・・・深夜にもかかわらず懐中電灯で探し回ったが、見つからない。

 がっかりして帰り、もう一度探し回ったあと、念のためにチョースケの小屋の中を覗いてみたら・・・あららららららぁ、ヨッサチャンは何事も無かったようにチョースケの小屋の中で夢心地。

 なるほどね。花冷えで寒かったからおじさん犬のチョースケの小屋の中で一緒に寝てたのね。まだ母親の体温が恋しいヨッチャンがチョースケの小屋の中に入って一緒に寝るというのは、ヨッチャンにとっては自然な行為なのね。あんしん安心。



5709.愛犬物語/その××/野生の牙 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:4月5日(金) 21時34分

■堪忍袋
 チョースケの堪忍袋は大きい---はずだ。
以前タヌキ親父がチョースケの食器に顔を突っ込んで食べていた時、チョースケは相手が客人だから・・・と1-2度だけは大目に見てあげていた。

 そして今回は赤ん坊のヨッチャンの出現。
私が夕方エサを犬たちに与えてやると、ヨッチャンは自分の皿に子犬用のエサがあるにも拘らず、さも当然のようにチョースケと一緒に食べる。これは母親と皿を共にしていたのであろう習慣の名残りか。

 ところが今夕、都合3度目くらいになる。チョースケは野生の掟である牙を、唸り声ととにヨッチャンにブチ込んだ。ヨッチャンは反射的に悲鳴を上げて、私に助けを求めて泣き続けた。

 そりゃあ痛いだろう。チョウースケの牙は2-3センチほどもあって鋭い。ヨッチャンがどの程度の傷を受けたのかは見えないが、子犬のヨッチャンにとっては肉体的にも精神的にも大きな深手になったはず。私は鳴き声が止むまでずっと撫で続けてあげた。

 私はチョースケを叱った。
彼は自分が悪いことをしたと気づいているのだろう。そーっと忍び足で自分の小屋に入った。
 それでも一概にチョースケを責められない。
これまで何頭も犬を飼ってきたし、ニワトリも何十羽も飼ってきた。野生の序列はこれすなわち食の序列。強いものが順に先に食べ、弱い者は後で残り物を食べるしかないのだ。それが合理的に種の保存の法則なのだ。

 とはいえヨッチャンは子犬。チョースケにももう少し大目に見て欲しいと思う。それでも本気でチョースケが食いつけば即死だろうから、チョースケもある程度手加減したのだろう。ヨッチャンは精神的なショックで悲鳴は上げてはいたものの、血もでることなくすぐに落ち着いた。


■夜は一緒に
 そんな夜、ヨッチャンはチョースケを怖がって、一緒に寝ないのではないかと思っていたが・・・深夜、そーっとチョースケの小屋の奥を覗いてみると・・・ヨッチャンはチョースケと一緒に寝ていたのである。安心、安心。やっぱりチョースケは偉大なるオジサン犬なのである。



5748.お笑い愛犬物語/その××/チョースケのお父さんぶり 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:5月1日(水) 8時44分

■父親ぶり大発揮
 3月末によっちゃんを貰って来た当初、よっちゃんは寒さ対策にチョースケの小屋に入って一緒に寝るようになった。ところが寒さ対策だけかと思いきや、それ以降もずっとチョースケと一緒に「寝」を共にしているのである。
 これはとりもなおさずチョースケの母性本能ならぬ父性本能のようで、いつも弟分のよっちゃんの面倒を見ているのである。

 まだまだ人間に例えれば幼児期のよっちゃんは遊びたい盛り。
チョースケに乗っかったり、チョースケの足や尻尾を噛んだり、片時もじっとしていない。そんな時もチョースケは嫌がることなく、よっちゃんの相手をしてあげているのだか驚く。


■ボール遊びも
 あるとき見たら、チョースケはボールを咥えてポンポンと転がす。すると跳ねるボヘールでよっちゃんは遊ぶ。またしばらくしてチョースケがボールを咥えてポンポンと転がすと、よっちゃんがそれを追いかけて遊ぶといったふうで、まるで保父さんのようでもある。


■食器に入って食べるよっちゃん
 食事時にはよっちゃんは自分の食器があるにもかかわらず、チョースケの食器で一緒に食べる。迷惑なのはチョースケで、一度は怒ったことがあるものの最近では諦めていて、巨大食器の中に入って食べるよっちゃんを避けながらドッグフードを食べているのである。

 文字通り、「寝」と「食」を共にする、「寝食」をともにする仲なのである。






5752.お笑い愛犬物語/その××/歌を忘れたマック爺 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:5月4日(土) 12時37分

■鳴かなくなって久しいマック爺
 目も見えず、耳も聞こえず、鼻も臭えない、高齢犬のマック爺。以前は当市のスピーカーから時刻を告げる昼と夕方の音楽が流れると、一緒に「わぉ~ん♪」と遠吠えしていたのだが、このところは殆ど耳が聞こえなくなってしまったので、吠えることも歌うこともない。


■マック爺さん、あそぼうよぅ~
 だが、よっちゃんが来てからというもの、チョースケはいい義父役をやってくれているのだが、マック爺ときたら完全に我関せず状態でよっちゃんを無視している。マック爺はよっちゃんのシリにも乗っかろうとしないし完全に枯れてしまっている。というかもしかしたら新参の子犬が来たことも知らないのでは?と思うほどである。 

 そんな天下泰平の日常の下、マック爺の生活にも僅かに波風が立っているようだ---というのも、写真にあるように遊びたい盛りの誕生2ヶ月の幼児犬のよっちゃん、マック爺が始終寝ている庵の中に向かって、「マック爺さんあそぼーよー!」と、それはそれは黄色い鳴き声で吠え続けるのである。

 これには流石に耳の聞こえないマック爺の鼓膜をも震わせてしまうようだ。しかもウルサイと感じているらしい。たまーにだが「わわわぉーん!やかましいー!」と低くて間抜けな声で鳴くのである。

(あらっ?マック爺って耳が聞こえるのかぁwww)
そういえばエサをあげる時に金物のナベ叩く音は聞こえるようだから、高い音はまだ聞こえるようだ。

 マック爺の凡々な余生に波風を立てるよっちゃん。
もう既に貰ってきて1ヶ月ほど経とうとしているが、体重は当初の倍ほどになってしまっている。とはいえ、シャパードのチョースケから見ればまだまだ15分の一程度の大きさではある。




5753.お笑い愛犬物語/その××/恩義はどーした?タヌキ親父 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:5月4日(土) 13時17分

■相変わらず無愛想なタヌキ親父
 迷い犬だったポメラニアンのタヌキ親父が、行方不明になったと思ったら、近所にボーダー・コリーのメス犬がいる家にシケ込んでいたのが判明してから2ヶ月近く経つ。

 チョースケの散歩のコースでたまにその家の前を通る。数日前、その家の庭に飼い主夫婦と2匹の犬がいたので挨拶をした。チョースケは飼い主に抱かれたタヌキ親父の顔を懐かしげに舐めているのだが、タヌキ親父は完全無視。当然、何ヶ月か保護していた私にさえ、尻尾のひとふりさえしない。


■おいおい、ワシらに吠えるのかい?
そのまた数日後、その家の前を通りかかると、かのタヌキ親父め、私とチョースケに向かって警戒の吠え声。

 あらまぁ・・・迷い犬を保護して何ヶ月も面倒を見た私と、ともに過ごした先住犬のチョースケに対して、キバを剥いて吠えかかるものなのか・・・。

 俗に「犬は3日飼えば3年恩義を忘れない」とも言われているが、あのポメラニアンのタヌキ親父は、恩義のオの字も感じていないということか。
 やはり前の飼い主に狭い場所に閉じ込められ、繁殖用だけに利用され、虐待されていたであろう、そして捨てられたであろうタヌキ親父は、心のどこかが曲がっているようだ。





5755.お笑い愛犬物語/その××/マック爺の威嚇の牙 返信 引用

名前:のなか悟空 日付:5月5日(日) 7時18分

■マック爺、久々の威嚇の牙
 ご存知、話題の子犬のよっちゃんはチョースケのエサ皿でも自分のエサ皿でも、どっちででも食べる。ことにチョースケのエサ皿には体ごと入り込んで食べているが、義父のチョースケが牙を剥くことはない。当初1度だけあったが、相手は幼児。もう諦めてしまったようだ。

 そんなよっちゃんはマック爺の容器には何故か興味はなく、一度だってマック爺のエサ皿に頭を突っ込んだことはない。


■マック爺、久々にキレる!
 ところが昨夜のエサは、よっちゃんには初めてのチキンの手羽などの肉類だ。いやいやドケチな我が家がチキンの手羽などそう安安と与える訳が無い。たまたま妻子がバーベキューに行って、その残りを貰ってきたものであるwww。

 それをよっちゃんは自分の皿からもチョースケのエサ皿からも食べ尽くしたものだから、食べるのが遅いマック爺の皿に目を付けた。そこではいつものようにマック爺が遅々として食べていたのだが・・・ヨッチャンが迷わずマック爺の皿に頭を突っ込んだとたん---マック爺の動きが止まった。

 この時マック爺の顔は見えないが、私にはよく分かる。爺は口吻をまくり上げ、牙を剥き出しにして低く唸っているはずだ。それは以前、老犬で貰って来た柴犬のカン爺に、同じ状況で牙をブチ込んたマック爺の先住犬の意地を見せたことを鮮明に覚えているからだ。

 ほらほら静止したマック爺がキバを剥いているぞ、そーらよっちゃんやられるぞ!・・・・と思った途端、あの枯れに枯れたマック爺の怒りが「がうがうがう~~」というホ吠え声とともによっちゃんに攻撃をした。

 普通なら弱い方が「キャンキャン」と悲鳴を上げて逃げるはずだが、どっこいよっちゃんは驚いて飛び下がりはしたものの、幼犬のクセに最大の威嚇声でもって、「うーわんわんわん、ボクにもちょーだいよぅ」とマック爺に抗議の声を上げたのである。これにゃ大笑い。

 久々のマック爺の怒りの牙にも、幼犬よっちゃんの抗議の吠え声にも笑えたのであった。




お笑い愛犬物語は1〜8までありますが、リンクしていません。っていうかリンク来ません。涙。