ベトナムつれづれ記
下から読むべし
3763.ベトナム戦争の記事と現在のベトナム/4
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名前:のなか悟空 日付:12月4日(土) 18時6分
■犬を見れば国情が分かる。
オイラの体験からだが、犬を見ればその国(村・家族)の経済状態が分かる。日本の犬は服を着て、タイの犬はまるまると太り、アマゾン先住民の村の犬はペラペラに痩せていた。
■乞食を見れば国情が分かる。
フィリピンの乞食はヘラヘラとへつらい、揚がりが少なければ、逆に悪口を投げつける。タイの乞食はたったの1バーツだってワシをする。中国の乞食はねだりもしないが頭も下げない。ベトナムでは乞食を見なかった。
■老人を見れば国情が分かる。
ベトナムはスゴイと思う。散歩のつれづれに露地裏で、たまにチョコンと座っている孤老を見かける。多くの国の老人の目が半分は無気力な印象を持っているように感じられるのに比べ、それらの小柄な老人たちの眼力には感動する。
睥睨ではなく、ねめつけるわけでもなく、遺恨でもなく、侮蔑でもなく、カクシャクとした眼力がそこにはある。サスガ!だ。軽率には言えないほど多数の犠牲を払いながらもあの超大国アメリカを相手に闘い、退散させたプライトをそこに感じる。
ワシはそんな孤老と目が会った時、僅かながら目礼をして行き過ぎ、老人の視線を背中に感じながら行き過ぎるのだ。
3748.ベトナム戦争の記事と現在のベトナム/3
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名前:のなか悟空 日付:11月30日(火) 19時55分
■「ワンス&フォーエバー」
ベトナム戦争の映画を見たいと思っていたら、たまたま本日の午後のロードショーでやったので観た。
アメリカ映画のヒーローだとか英雄だとかといった定型句のストーリーにはウンザリしているオイラだが、この映画は僅かだけだが違っていた。それでもやっぱりアメリカ人受けするストーリーなので、やっぱりかぁといった展開だったが、意外とベトコンの活躍も描かれていて、バランス的にはアメリカ一辺倒じゃなかった分だけ公平を心がけようといった作者の意図が伺い知れた。
■空白の35年間
ワシにとってこれまでは音楽一辺倒で、ベトナム戦争を省みる余裕が無く、遅きに失し過ぎるのではあるが、これからそういった関連の本を読み漁ってみたいと思っている。そして近い将来、4度目のベトナム訪問も視野に入れている。
3733.ベトナム戦争の記事と現在のベトナム/2
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名前:のなか悟空 日付:11月22日(月) 22時50分
■学校の授業中に
ワシが某音楽学校で学んでいた若い時分、声楽かなんかだかの授業の時だった。ある生徒が急に立ち上がって先生に言った。
『先生、今ベトナムでは大変な戦争の真っ最中なんです。ボクたちはこんなところで安穏と音楽の勉強をしている場合でしょうか?』と。
これには先生も驚いただろうが、ワシらも驚いた。
というのも音楽学校の生徒などというものは、世界情勢でどこが戦争しようが大地震が起きようが、大恐慌が起きようが、自分のレッスンの課題以外には全く興味が無い生き物だからである。
先生だってまだ若く、ベトナムの戦争なんかよりは、どうしたらもっといいサラリーを貰える大学へ勤務できるか、なにかのコンサートでもあればご自慢のテノールをどんな役で披露できるかしか興味が無かったことだろう。
『そ、そりゃあキミ・・・そういうことも大事なことではあるが、我々はとりあえず教室で音楽の勉強をするのが、今僕らに出来る最大のことじゃないのかなぁ』などと言って、生徒の矛先を回避したのを覚えている。
ワシもその時は『ああ、ベトナムでは大変なんだなぁ』と、彼の意見に賛成しないでもないが、それよりもいつも金が無く、この音楽学校の月謝をいつも滞っていて、いつ退学にされるか分からないという微妙な立場にあった。
あれから、彼の言葉を思い出すでもなく、ずっと音楽一筋に生きてきてはいたが、ベトナムの事は常に報道がされていた。だが、ワシにはあくまで対岸の火事。自分の楽器の上達の方が、ずーっと大事だった。
あれから学友はどうしたのだろうか?ワシは結局、月謝が続かなくてプロのドラマーになり、翌春にまた改めて別の音楽学校に入ったが、月謝の納入のためにアルバイトに明け暮れていた。
■40年近く前の毎日グラフ
そのベトナム戦争の記事をアップするかどうか考えていたが、youtubeを見たら、ベトナム戦争関連の動画が見れた。ここいらをゆっくり閲覧して、現在のベトナム人と接して感じたことを書いていくつもりだ。
3693.ベトナム戦争の記事と現在のベトナム/1
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名前:のなか悟空 日付:11月2日(火) 23時1分
■40年前の毎日グラフ
実は家に40年位前の「毎日グラフ」が20−30冊もあって、それにベトナム戦争の特記事が幾つか載っている。そのページをアップしようと思っているのだが、上手く載せられそうにないので考え中。
その記事をんでからベトナへ行き、そしてまたベトナムから帰ってから記事を読むと、ベトナム人についての考えが味わい深いものがあった。